現在無職の50代主婦、次の仕事の準備に取り掛かりました。
だんだんと寒さも和らぎ、梅の開花の話題がちらほら聞かれるようになりましたね。もうすぐ3月です。
テレビのコマーシャルでも、おせち料理から恵方巻き、そしておひな様へとめまぐるしく変わっていきます。先日は5月のこいのぼりの話題なんかも取り上げられていました。メディアは早いですね。
さて、先日我が家のおひな様を押入れから出して飾ったところです。
娘が小さいころ、数年間は狭いアパートに無理やり飾っていたのですが、家を建ててからは広くなったにも関わらず、今度は仕事が忙しくてなかなか飾ろうという気になりませんでした。
娘の初節句のときに私の実家から買ってもらったケース入りの3段飾りのおひな様です。
今回久しぶりに押入れから出してみました。ガラスの部分に少々のカビはありましたが、人形たちはとてもきれいな状態です。毎年出してあげればよかったと、人形たちに申し訳ない気持ちになりました。
おひな様は3月3日の女の子の節句「ひな祭り」のときに飾られるものです。
では、この雛人形は誰が買うのが一般的なのでしょうか?
今回は、もうすぐやってくるひな祭りにちなんで、雛人形の時代の流れを考えてみたいと思います。
★ひな祭り★
ひな祭りは女の子の健やかな成長を祈る節句の年中行事です。
男雛女雛を中心に桜や橘、桃の花などを飾り、菱餅やひなあられなどを飾ります。また、白酒やちらし寿司などでお祝いするのが一般的です。
ひな祭りがいつ頃から始まったかは定かではなく、平安時代には紙で作った人形を川へ流す「流し雛」があり、厄除けや守り雛として祀られていたようです。
そして、私たち世代が一番気になるのがこれ!!
★雛人形って誰が買うの?★
前述したとおり、我が家のおひな様は娘の初節句のときに私の実家から買ってもらったものです。夫の実家と何かやり取りがあったかどうかはわかりませんが、息子の初節句のときには、夫の実家から五月人形をもらいました。当時アパート暮らしだったため、小さいものをお願いしたのを覚えています。
昔は・・・
結納をして結婚し、嫁ぎ先(婿入り先)の親と同居というケースが一般的でした。
結納の時には結納金というものがあり、嫁ぎ先の家が結納金を、そして嫁ぐ家が嫁入り道具を準備します。雛人形やこいのぼり、お宮参りの着物なども嫁入り道具のひとつとして考えられていたようです。
今は・・・
結納をしない夫婦も増えています。核家族化が進み、「嫁ぐ」という感覚は薄れていっているように感じます。嫁入り道具というよりも、「お金を渡し必要なものを買ってね」というケースも増えてきているようです。
雛人形に関してはどうなんでしょう?
親子間だけの問題なら本音で言い合えて何も悩むことはないのでしょうが、結婚相手やその親御さんも関係してくることなので、『誰が買うか?』は多くの方が悩まれているようです。
昔は嫁入り道具として扱われていた雛人形ですが、時代とともにその感覚は薄れ、今の時代誰が買うかなんて決まりはないようです。大事なのは、その子の成長を両家そろってお祝いする気持ちです。
では実際にはどういったケースがあるのでしょう。
両家がお金を出し合ったり、雛人形を妻側が用意すればお祝いの席は夫側が準備するなど、両家で話し合いながら柔軟にすすめる傾向にあるようです。
いずれにしても、大事なのはその子の成長をお祝いする気持ちです。
★我が家の雛人形たち★
久しぶりに暗い押入れから出してもらった我が家の雛人形たち。
もしも娘に女の子が生まれたら、この雛人形を贈ろうと考えています。私の母が孫の成長を願い買ってくれた雛人形です。娘はこの雛人形に見守られて大きくなりました。きっとご利益あるはずです(まぁ、後半はずっと押入れでしたが・・)
どういうやり方にするかは「自分たちがどうしたほうが一番いいか」を「子ども夫婦」「相手の両親」と一緒に考えることだと思います。住んでいる場所が違えば風習も違ってくるでしょう。そこをうまく噛み合わせるにはコミュニケーションしかありません。大事なのは、誰が雛人形を買うかではなく、その子の成長を祝う気持ちなのですから。