現在無職の50代主婦、只今パリに来ております。
ラグビーの国際テストマッチが各地で行われていますが、ここパリでも日本代表対フランス代表の試合が行われました。パリと言っても、パリから北西部に約10kmほどのところにある、ナンテールという町に新しくできたUアリーナ(U Arena)というスタジアムで行われました。
日本対フランスのラグビー観戦に、ナンテールのUアリーナ(U Arena)へ!
このナンテールという町には、かつてのパリ10大学、現在ではパリ・ナンテール大学と呼ばれるフランスでも権威のある大学があります。
ちなみにこの大学は、フランス元大統領のサルコジ氏や、現在のマクロン大統領など、多くの著名人を輩出しているそうです。
チケットの購入はFnac(フナック)で
今回のラグビー日本対フランス戦のチケットですが、インターネットによる購入もできますが、私はアパートの近くのFnac(フナック)で購入しました。
チケット売り場の店員さんがフランス語しか話せなかったので、言葉でのやりとりが難しかったのですが、スタジアムの観客席を映したディスプレイで席の位置を示しながら説明してくれたので、どの辺での観戦になるのかが分かりやすかったです。
パリからUアリーナへのアクセス方法
Uアリーナへのアクセス方法ですが、Charles de Gaulle-Étoile(シャルル・ド・ゴール・エトワール)駅からRERのA線でパリ方面行きとは反対方向の電車に乗れば、6・7分程で2駅先のNanterre-Préfecture(ナンテール・プレフェクチュール)駅に到着します。
電車の本数が多いので、ちょっと待っていると次の電車がやってくる感じで、ほんとメトロ感覚で乗れる路線です。
Uアリーナが見えてきた
駅構内には「Arena」とスタジアム方向へ誘導する表示があり、迷わず行けました。表示に沿って外に出て、ラ・デフォンス(フランス人はラ・デファンスでなくラ・デフォンスと発音します。)にある新凱旋門の方へ向かうと、左手に真っ白に輝くスタジアムが見えてきます。(写真は、下見で別の日に行ってきたときのものです。)
夜はトリコロールカラーにライトアップ!
夜のスタジアムはこんな感じで、フランス国旗のトリコロールカラーに色鮮やかにライトアップされていました。
スタジアムに入るまでに一苦労、セキュリティーが強化されている
ここから、スタジアムに入るまでが一苦労。チケットに表示されている入り口に並んでセキュリティを受けると、まずはバッグを持っては入れないとのこと。そこで、ちょっと離れた場所に戻って預けることに。
スポーツ観戦に必須である双眼鏡だけはと手持ちで持って行きましたが、再度セキュリティでチェックを受け、持ち込むことはできず、結局その場で預けざるを得なくなりました。
通常の美術館やデパート等の入館と比べると、ボディチェックなどの安全面に対する警戒態勢が厳重で、フランス国旗を持って入ろうとしていた親子が国旗の棒の部分を没収されていました。
パリでは2015年に北部のスタッド・ドゥ・フランスでサッカーの国際試合の際に同時多発テロ事件が起きており、セキュリティの強化はやむを得ないことだと納得しました。
スタジアム内は暖房が入り、真冬のラグビー観戦とは思えない快適さ!
さて、さすがにできたばかりのスタジアム。屋根つきで人工芝、ラグビーが行われる会場としては最先端と言っていいでしょう。この時期のラグビー観戦ということで、寒さを一番心配していましたが、スタジアム内は暖房が入り、観客席はクッション付きの座席で、真冬の夜とは思えない快適なラグビー観戦となりました。
このUアリーナは、フランスのラグビー国内リーグトップ14(Top14)に所属するラシン92(Racing92)の本拠地となるスタジアムで、今回の国際テストマッチを皮切りにラグビーの試合会場として使われていくみたいです。
それ以外にもコンサート会場として使われたり、2024年のパリ五輪では体操競技が開催される予定だそうです。
今後、パリ近郊のスタジアムとして足を運ばれる日本人の方も増えてくるかもしれませんね。
それでは皆さま Bon Voyage !